うとQブログ 元気のなさの正体 その2

2020/8/8

(うとQブログ 元気のなさの正体 その2)

自分がそういう見方をするから、相手も恐らくそうだろうと勝手に思い込む。そうして牽制し合う。

自分がそう思うから、恐らく相手もそう思っているだろうと、またまた勝手に思い込み牽制のし合いを上重ねる。

言動思念が正反対。

気づいていても知らぬふり、見て見ぬふり、気づかぬふり。

そうしてお互い腹の探り合いのスパイ合戦。

それを見透かされぬための厚手のバリアー造りと安全確保の為の十重二十重のバッファー造り。

結果、奥へ奥へと籠り、目深帽子と巨大マスクの間からこっそり辺りを覗いつつ、裏の、裏の、更にそのまた裏の何回裏返したかさえ覚えていない程の、それは元々何の話だったっけ、最初は?と、本人すらも解らなくなってしまっているような状態が日頃の「常態」となる始末。

これでは相手との距離はどんどん遠のくばかり。

相手に元気を与える事での発散も、元気をもらう事での吸収もないので、お互い、元気になりようがない。

そんな風にお互い共々、つまらぬことにエネルギーを無駄遣いするものだから、相互にどんどん疲弊して、元気をなくしてしまう。

何かそんな気がしないでもありません。

昔のTVCMで、凛としたキャリアウーマンが帰宅し、部屋に入るや否や「はぁ~」と大きなため息をついた後、顔をぐちゃぐちゃにして「きゅうりの漬物茶漬け」を貪り食うのがありましたが、何かそんな映像しか浮かんでこないのが寂しいです。