うとQブログ Hangout(たまり場)考

2020/8/31

(うとQブログ Hangout(たまり場)考)

テレワークになって、仕事の後、会社近くの飲食店で同僚と飲む比率が下がりました。

コロナ禍による自粛解除後も、感染への恐れから地元に早く帰る傾向が顕著です。

そのおかげで、当店は都会の飲食店ほど売上が滅茶苦茶に落ち込まずに済んでいますが、逆にコロナ禍後は、お客様が地元から都会に戻る分、売上減少の懸念があります。

しからばどうすればいいのか?

簡単に言うと「地元の居心地の良さ」を増すことです。

コロナ禍後もテレワークの比率はそう下がらないでしょうから、直接「隣にいない」同僚との関係は疎遠になり、本来直接面談を求める「人目人科」の特性として、身近に呼吸音や心音が聞ける地元民との接触機会が増えるはずです。

まず、第一に、地元の方が利害関係は全くないとは言えませんが、勤め先ほど露骨ではないでしょうし、いろんな立場や職業の人が「多民族国家」にも似て周りにいるので、そこでの暮らしがより楽しくなるような気もします。

であるなら、それを(或いは其処を)より楽しく、面白くするイベントや場所を提供すれば、当店にとって、又は近隣商店街にとってもこの上ない販促策になる筈です。

しかも地域の活性化にも寄与できますし。

この考えをもっと普遍的、敷衍的にコロナ禍後のニューノーマル世界観、価値観に当てはめてみると、回復後も経済活動、コロナ禍前比7割がマックスという「新常態」の中にあっては、最早「経済」という指標(お金の力)では人々の「幸福」は満たされないことになりそうなので、その穴埋めをする者との合計による「幸福」の発見が求められるようになるとすると、その「欠落部穴埋め」の第一候補は「心理的満足度=充足感」を基にした「世界観」「価値観」になるような気が、不図致しました。

そもそもこのコロナ禍初め異常気象等が地球生態系からの人目人科への警告であるなら、経済7割マックスはエネルギー的には誠に正しい在り方で、上記の心理的満足度=充足感が追加的新指標であるとするなら、それ自体の物理的エネルギー発生量はそれ程多くはない筈です。

では、上述した「心理的満足度=充足感」は、具体的には何なのか?

卑近な例として、手前どもの「お店」を参考に申上げれば「お祭り」とか「たまり場」みたいなものではなかろうか?という気がしております。

そういえば以前私共の「ナマステ別館堂」は国際間交流を模索する「Hangout(たまり場)from overseas(海の向こうから)」という名前でしたっけ。

今後は国際間交流に加えて、地元の世代間、隣人間(あなたの隣にたまたまいる人)交流に拡大できればいいなぁ、と現「ナマステ別館堂主人」は思っております。

あと、地元の社会福祉関係や地域コミュニケーション関係のNPO自治会との連携も。