うとQブログ little bit strange

2020/8/7-3

(うとQブログ little bit strange)

以下、本日前記事の端折り版でござりまする。

鴨がネギをしょって来、海老が鯛を釣って持参、棚から牡丹餅が、豪華リゾート無料宿泊券付きで落ちてくるような話が一度に起こりかけ、あわや最後の一押しという処で、鴨はネギをしょって逃げ、海老は踵を返して持って帰り、棚から落ちてくるはずだったクーポン付きの牡丹餅は、突如映像巻き戻しで、一転帰巣してしまうような結末が、これまた一度に起こってしまった。

超おいしい話が、at once lost。

譬えを重ねて言えば

「美人姑娘、謎の女スパイの色仕掛けに「どんどんして。お願いだから」というような至福と、一瞬にしての喪失。まさに胡蝶の夢が如く。

真昼の蜃気楼となって消えてしまった様な場合。

しかし、それでも思いのほか落胆の水底に沈まずに済む方策、それは気力でも、脳天気さでも、負けず嫌いの空元気でもなく、言ってみれば日頃の「常態(normal)」の取り方のような気もします。

内心「自分は特別な人間である」と無意識にも浸れる幸せな人は、初めはおいしい話に警戒しつつも、最後の最後の土壇場では「大丈夫、俺は特別だから」と一線を越えて失意落胆の海へ。

しかし「自分はどう考えても特別な人間ではない」と本当に思っている人は、多分最後の最後まで「こんなはずじゃない。何かlittle bit strange」という思いが、一線の前で思いとどまらせる。

要するに日頃の「自分の認識の仕方次第」

そんな気がしないでもありません。