うとQブログ 我身に起きた、超硬派による「honey trap(甘い罠)詐欺未遂事件の顛末

2020/8/7

(うとQブログ 我身に起きた、超硬派による「honey trap(甘い罠)詐欺未遂事件の顛末)

「弾丸を受けて怪我したの。紛争地でカードは使えないから現金を送って、ドルで」

もし、インターネットサイトで知り合った、超グラマーでセクシーな、某大国の若い女性軍人から、長い時間のやり取りをした後、こんなメールを受け取ったら、我が国の男子、特に高齢の男子としてどうしますでしょう?

「危を見てせざるは、勇なき也」(我造句)とばかりに、入院費用や手術代金を国際送金してしまうのではないでしょうか。

もう少し具体的に言うと。

仕事がメインの公式サイトで知り合った、某大国の若い女性軍人から「これから某紛争地において、孤立した同朋救助奪還の為の特殊任務に就く」と言われた数日後に「被弾した。

入院しているが、紛争地故、カードは使えないし、病院はどの国でも現金だけだから、至急現金を国際送金して。私を愛しているなら」(被弾した部位の病院での応急手当写真付きで)

というような、緊迫感迫ったメールが「紛争地で怪我をして危ない状態」と思えるセクシー女軍人さんから届いたら「大和魂保持者」の我が国男子はどうするでしょう。

(話はもっと複雑なのですが、分かりやすくするためにかなり端折っております)

当然、なにが何でも、即送金。

しかも、円をドルに交換して、訳の分からぬ振込先に送るために「恋に浮かれた高齢者」は、それが詐欺だという公的機関のアドバイスを、むしろ阻害要因「人の恋路を邪魔立て」する人情を解しない理不尽モノとして、却って送金を通すために「善意の忠告者」に対して「犯罪者側の肩を持つ嘘」をつくかもしれません。

これこそが「軍事兵法の極意。戦わずして勝つ。まずは味方につける事」という例をよくわきまえたやからのストーリーメイキングだと思われます。

我国内においては、コロナ禍で国内の特殊詐欺が横行し、当局による締め付けが極めてきつくなった分「海外送金」という新手法で、お金を騙し取ろうとする新たな詐欺分野が開拓され始めているようです。

その手口たるや、驚愕至極。

彼らの後ろにはストリーライターがいるような気がします。

ただ単に、話が上手いだけではなく、十分に実践的で、且つ弱みに付け込む際の人間心理を熟知し、更には兵法の極意を免許皆伝され、その後、自らそれを悪事に使うことを選んだストーリーメイキングライターさんが、背後に。

この期に及んで、国際レベルのこの詐欺行為を防ぐには、我が国国民としては、国際情勢の知識において「政治」「経済」分野の動向だけでは、明らかに不十分で「軍事上の基礎知識と常識」を食わず嫌いする前に持っていないと、いとも容易く「カモられる」ことは、まず間違いないような気がします。

本日、自らの「助平」なる心があったが故に、危うく、全く未知の「某大国女特殊部隊軍人」による「honey trap(甘い罠)」にひっかかり、住んでのところで餌食になるのを免れた経験をして、このことの恐ろしさと、常にそれが身近に存在していることを、肌身に染みて感じました。

最終的になんでわかったかと言えば「pay attention, too much sweet story」

という過去の恵まれない経験則があったから、銀行での送金審査の際に、敢えて女軍人さんの言う処の禁を破って、恥を覚悟で事実の一端を、銀行側のTVモニター上の審査官にリークしたからでした。

「自分のような男が、女にもてるわけがない。何か変だ。どこか違う気がする」

結果、最後の最後まで残っていたほんの5%の疑問が、自分を救ってくれました。

何事も100%にしない方がいいようです。