うとQブログ 隠れ鉱山探索日記「過ぎたるは」

2020/7/21-2

(うとQブログ 隠れ鉱山探索日記「過ぎたるは」)

貯蓄率の高さ。垣根、生垣。海外に対しては超寛容、国内に対しては超不寛容。

これは何かといえばわが国民性の特徴。

外国では、どちらかというと「宵越しの銭」は持たず、あるとすぐ使ってしまう。

外国では、垣根、生垣のある建築様式の方が珍しく、大抵はオープン。

そうして、最後は、大方、外国では外の対して不寛容、内に対して寛容になっている。

最初二つは、言わずと知れた「守り」の姿勢。

三番目は、一見前者二つとは趣を異にするようだが、実はこれも「守り」の姿勢、というか、その極意。

というのも、相手を寛容に扱って油断させ、身内は密かに引き締めてバッファー(のりしろ)を作り、いざという時に出し抜けるようにする。

(昔の話ですが、受験の子供が相手を出し抜けるように為された親の身代わりテレビ視聴や昼行燈を演じた忠臣蔵大石内蔵助の例からの類推)

こうしてみるとわが国民性は、いかに「安心、安全志向」が強いかが分かります。

それで、今コロナ禍においては、検査数の話を除いても、感染が抑えられ助かっている面はあるのですが、コロナ禍後においては、余りに守りに徹しすぎて要らぬ気を使い、その分「進取、先取」に出遅れ、世界から取り残される恐れも。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」

わが国民は何かにつけ、いささか「し過ぎ」のきらいがあるや、に。

「おのおの方、ほどほどになさりませぬと…」