うとQブログ 親父が悲しむかも+余談

2020/7/27

(うとQブログ 親父が悲しむかも+余談)

よく、亡くなった親父が

「アホんだら!!人の言うことなんぞ、いちいち気、遣っとられん!!ほっとき」

といっておりました。

と同時に

「なんで、人のこと気遣わんのや?アホ、ちゃうかっ!!」

とも言っておりました。

一見、正反対に聞こえる同じ「気遣う」という言葉を、どうやら親父は、二つのsituationで使い分けていたようです。

即ち、前者の場合「背後からの密やかなる隠れ目線、言動」に対し、そんな「スパイもどき」は気にせずほっとけばいいという意味で使い、後者の場合、前者を念頭に「自分がどう見られているかより、人がどうなっているか、背後より前や横を見ろ」という意味で使い分けていたようです。同じ言葉を。

どうも最近は、前者を言い切るだけの勇気もなく、後者を行う心と目配りもないまま、後者をしない言い訳に、敢えて前者の意味合いに差し替えて、言葉だけ後者に宛がう例が増えているように感じます。

「人の言う事なんぞ」の「いう事」を抜かして「人のこと」にすり替え「敢然不評受忍」の勇気ある態度も、人を想い、それを実行に移す敢然たる行動も、どちらもしなくていいように、こっそりかわして逃げている。

親父がこの様子を見たらさぞ悲しむだろうと思っております。

(余談:朝起きたら、胸にカブトムシが張り付いておりました。食器を洗おうとしたら、スポンジに蝉が張り付いてもおりました。虫には好かれているようです 笑)