うとQブログ 難問愛好家冥利

2020/8/24

(うとQブログ 難問愛好家冥利)

「これだけ」「これっきり」「ワンパックですべてに対応」

といったものが、全くの絵空事で、クソの役に立たないことを、ものの見事に暴き出したのが今回のコロナ禍でしょう。

一品一葉、一件につき一つ、一人につき、同じく一つ。

十把一絡げは存在せず十人十色だったことがはっきりと炙り出された。

又、リモートワークになって上司の自信のなさと部下の指示待ち体質も炙り出された。

将又(はたまた)、在宅勤務になって愛情と思いやりで成り立っている家庭と、そうではない要因(ほぼ魂胆に近い何か)で成り立っていた家庭の差が否応なく暴露されてしまった。

更には、顧客のことを考えている会社と自社の都合だけの会社の違いも歴然としてきた。

かてて加えて、上下を問わず、国も問わず、自分の立場しか考えない人とひとのこと「も」考えられる人間の違いも顕著になってきた。

そうして、慾ボケから、本来母体である「共通土壌探索」をないがしろにして、共通土壌の上に生えているだけの木々のような存在にすぎない「差別化差異化」のみに着目。

それを異様にクローズアップし過ぎて、共通土壌の存在を忘れた結果、木々だけが対話口のないまま孤立対立したような構図が産まれた。

そして、その「頭(派生物)でっかちな」不安定極まりないアンバランスの中で、以上に育った木々の対立が生み出す「勝ち組妄念」に囚われた人間同士の争いが、どれだけ他の生き物や天然自然に対して「大変なご迷惑をおかけしている」かも分かって来た。

そういったことが分かって来た上で、この卓袱台返し(ちゃぶだいがえし)状態をどう整理し、新たなニューノーマル(新常態)をどう築いていくか?或いは今あるものの中から掘り起こしていくか?

ヒントは、この認識外になってやせ細った「共通土壌」をいかに膨らますか?にあるような気がしないでもない。

しかしそれはどうやれば?

これは大変な難問ですが、難問好きの自分としては「誠に解き甲斐のある問題」を戴いて

「ウッシッシ。なんとのう、おもろうなって来よった、やないけ」という感じで

「難問愛好家冥利に尽きる」の一言。

で、そのワクワク感から、いささか興奮気味なのでございます。