うとQブログ (続) お店評価 星一つの件

2020/8/21-2

(うとQブログ (続) お店評価 星一つの件)

前の記事の続きですが、出社した外国人従業員に早速「ここ二、三日でお客様とトラブルがあったかどうか」訊きましたが、なかったとのことでした。

前回星一つ評価を戴いた事例から、混雑で食事の提供が遅くなったことを予測して「遡って混雑する、土日にはトラブルがなかったかどうか」も尋ねましたがやはり全員が「そのようなことは全くなかった」との回答でした。

だのに星一つで、しかもコメントなし。

従業員は「どうして?どうして?理由は何?」と騒ぎ始めたので、お客様と従業員、それにお店、三方の為に、取り敢えずはコストのかからない対策を予防的に打つしかないなと思いました。

それで、味、マナー、スピードの再点検をするよう言い渡しました。

味とスピードは毎日言い渡してあるので、主にマナーについてだったのですが、このレストランは従業員が全員外国人なので、店内は日本であって日本でないようなところがあります。

言ってみれば江戸時代の「長崎の出島」軒みたような。

なので、余り日本流の「厳密さ」を外国人従業員に押し付けると彼らが「窒息」してしまいますし、お客様にとっても

「だったら日本人コックさんを雇えばいいんじゃないの?でも、それだと面白くもおかしくもないし、カリーが売りの只の日本料理店になってしまうでしょ?だったらわざわざここに来る意味ないし」

になってしまいます。

はてさて、どうしたものやら。

とにかく毎日、未経験のいろんなことが起こります。

ボケ防止にはいいのですが、度が過ぎると心身に異常をきたしてしまいそうです。

うとQブログ お店評価、星一つの件

2020/8/21

(うとQブログ お店評価、星一つの件)

深夜、PCをチェックしたところ、クチコミがあった旨の通知がありました。

開くと、星一つの評価で、コメントなし(星5つが最高点。つまり最低評価。当店の平均点は4.3です)

以前にも別のお客様から星一つ(最低点)を戴いたことがあったのですが、理由が書いてあったので、さっそく改善手立てを打ちました。その後、同じ原因での悪評価はなくなりました。

しかし、今回は理由が書かれていない。

昨日お店で何があったのか?

(因みに昨日、自分は裏方の仕事でほぼ前日本社におり、お店には不在でした)

理由が書かれていないことには、改善のしようがありません。

改善されなければ、ご当人は無論、他のお客様へも改善が反映されないことになります。

当店としても当然不安材料を抱えることになります。

それを避けようとすれば、予測で改善案を立てることになりますが、あくまで予測なので、当たっているかいないか分かりませんし、予備を取って複数案実施することになるので、資金負担が増える事になります。

三方両得の正反対、三方丸損です。

コロナ禍で経営が極めて厳しい飲食店においては、これは物心両面で相当なストレスになりそうです。

皆様へお願いです。

悪いなら悪いで、理由をお書きくださいませ。

無論、良いなら良いでの。

そうするとお互い同士の歯車が噛み合いますので。

何となく悪い、何となく良いが一番悪いのです。私共にとっては。

うとQブログ それだけの話、でして

2020/8/20

(うとQブログ それだけの話、でして)

「こんな状況下で、よく冗談なんか言っていられるね」

とはよく言われるのですが、別段脳天気だからでも大物だからでもありません。

深刻な顔をしたところで事態が好転するわけでもないし、逆に自分の不機嫌が従業員に影響し、従業員の不機嫌がお客様の不快を招いて売上に影響する。

それで朝っぱらから腰ふりダンス付きの、前の記事でお話ししたエロジョークを4,5連発かっ飛ばすわけです。

例えば今度はエアコンの件。

従業員はお客もいないのにエアコンつけるのはもったいないと言って点けたがらないのですが、夏場はナンを焼くタンドリー窯の前は50度にもなりますし、休み時間も窯の火を落とすことができないので、エアコンなしの室内は40度にもなります。

なので、休み時間もエアコンをつけるように厳しく言うのですが、それは自分が善人だからでも人格者だからでもなく、エアコンの電気代のアップに対して従業員がダウンして店を閉めなくてはならなくなる売上減の方が遥かにマイナスだからです。

はたまた、従業員全員に社会保険、労働保険を適応しているのも、今後わが国に外国人が増えれば「不法就労チェック」が厳しくなるであろう事を鼻から予測して、早い段階から手を打っただけの話。

それもこれも偏に(ひとえに)弊社の事業目的を最初から(その時時点の)「利益の最大化」ではなく(将来における)「事業存続の最長化」に置いているからです。

オーナーの人格の出来不出来次元の話ではありませんし、それに類するモラル話とも何ら関係がないのです。

存続の為に、社是に則って、淡々とそれを遂行する。

それだけの話なのでございます。

 

うとQブログ 「最高の人生」?

2020/8/19

(うとQブログ 「最高の人生」?)

「好きなことをやって、それで飯が食えれば苦労はない」

「仕事は楽しいことばかりではない。それは仕事の大変さを知らないから言えることだ」

しかし、今までよく耳にしたそれらのご託宣は「まことしやかな嘘」か「勘違い」のような気もします。

「好きなことだから、少ない実入りだってやっていける(家族に迷惑をかけない範囲で。或いは、それを理解する家族を持つことで)」

「好きなことをやっているんだから、苦しいこともあまり苦にならない」

というのが本道ではないかと。

或いは「何故そう先をみるのだ?」という問いに対して

「経営の要諦はいかに先を読んで、その推測に対して鼓舞乃至は抑制の布石を打つことだ」

という、これまたまことしやかでご立派な「ご託宣」ですが、実のところは

「えっ、それでこの先どうなるんだろう?次回はどうなるんだろう?」

という、子供の頃の人気連載漫画の次号を楽しみに待つ、或いは待ちきれないこども心に等しいものでしかない、そんなところが本道のような気も致します。

好きなことで、とっつ、かっつ、でありながらも飯を食い、ワクワクしながら明日を待つ(読む)

そんな人生を経営者として送れれば最高かな?と思っております。

 

うとQブログ 弊社企業理念の根底にあるもの「カッコ悪い戦略」

2020/8/18

(うとQブログ 弊社企業理念の根底にあるもの「カッコ悪い戦略」)

現下、コロナ禍、不景気。こういう時こそ強気に出る。

将来、好景気到来。こういう時にはむしろ沈静、投資を控える。

要するに、時間軸を意識して次に備えるわけです。

不景気であれば次の好景気に備えて強気投資。

好景気であれば、次は下り坂が来るので抑制。

不景気だからと投資を抑え、好景気だからとどんどん投資をするのは、その時点しか見ていないからです。

次を見れば、次に来るのは波動(サイクル)の波から言って、今と逆な状況が来るわけですから、今の状況と正反対の行動に出る方が、より道理にかなっています。

又は、こうも言えます。

下降局面では、逆である上向きの力を注ぎ込んで中心線(水平線)に戻し、上昇局面では、行き過ぎを抑えて下向きの力を働かせ中心線(水平線)に戻す。

下がりっぱなしの株はない。上がりっぱなしの株もなし。

常に次を見据えて一手を打つ。しかも今の状況とは正反対方向、正反対作用の手を打つ。

それが正解であるような気がしております。

我々の企業目的は「(その時点での)利益の最大化」等ではなく、末永く活動を続けられる「存続の最長化」

即ち我々の企業理念の根底にあるのは、少しでも長く、少しでも先へ歩みを進めようとするかわし、切り抜け、間一髪滑り込みセーフの「くねくねドジョウ戦略」換言すれば「サバイバル戦略」なのでございます。

「カッコ悪い戦略」なのでございます。

うとQブログ 掲載記事に関するお知らせ

2020/8/17

(うとQブログ 掲載記事に関するお知らせ)

昨日の記事(うとQブログ 元気のなさの正体 その6)を書き直しましたので、お知らせします。

 

新たな題名は「書直し版 うとQブログ 元気のなさの正体 その6」です。

 

尚、SNS掲載時の字数が弊社内で定める社内規定限度を超えたことと

掲載サイトの審査が1日経っても済まないことも併せて、

弊社サイトの方にのみ、記事を掲載いたします。

 

URLは、

ナマステエブリバディ頁の場合

http://utokyu.co.jp/index.php

ナマステ別館堂出版の場合

http://utokyu.co.jp/electricpublishing.php

となります。

 

又、記事は各ページの下方の「本日のトピックス」にございますので、ダウン・スクロールをしてくださいませ。

お時間がございましたら、お越しください。

 

追記)

過去記事につきましては、上記ナマステ別館堂の書棚の各本をクリックしてください。出てきたPDFを再度クリックしますと記事をお読みになれます。

 

ありがとうございました。

 

うとQブログ 元気のなさの正体 その5

2020/8/15

(うとQブログ 元気のなさの正体 その5)

本日終戦記念日

又、今日は開戦12月8日と同年月日に産まれ、同終戦年月日の本日に他界した祖母の命日。

で、本日は戦後特に目立ってきた兆候の話を一つ。

「一度でも失敗したらダメ」

「一人にでも嫌われたらダメ」

と、無意識野に迄浸透するほど幼児期から暗黙裡に教わってきた。

しかし、そんな上手い方法のある訳もなく。

というより、そもそもそれ自体が道理不適合なのである訳がない。

ある訳がないものを探しているから見つかる筈がない。時間ばかりいたずらに過ぎ、その内臨終を迎える。

「ならば止めればいいのに」

と思うものの、中々そうはならない。

まず、上記に付け込んで

「一度も失敗しないお手軽な方法があります。貴方にだけ」

又は

「誰からも愛され嫌われない方法があります。貴女にだけ」

というお誘い広告。

「面倒臭いの、是罪悪」の現代人は程度の差こそあれ、この手の広告にあっけなく陥落。

陥落迄いかない迄も、目と視野と方向がそちらの方に向かされてしまうか、向いてしまう。

益々事実から遠ざかり、相変わらず「ないもの探しの旅」を続けさせられるか、続ける。

そうして更に混迷の度合いが深まる。

分岐点は何処?

一番初め。

曰く

「一度でも」

「一人にでも」

のスタート時点からの完全無欠要求。高すぎるか「あり得へん」ハードルの高さ。

是では元気の出る訳がない。恐怖で縮こまって手も足も出せぬ「達磨さん」状態。

産まれ落ちたその瞬間から「リスク・テイク(冒険又は挑戦)」という単語を人生の辞書からdeleteされ、替わりに「愛情たっぷり」という美名の元に事実上「自宅幽閉人生」を申し渡されたに等しい。

是を分かり易く一言で言えば

曰く

「過保護」

注)

尚、本記事オマケ篇はいささか長いので下記の当社サイトに掲載いたします。よろしければどうぞ(ナマステ別館堂出版ページの下方、本日のトピックスのコーナー)

URL

http://utokyu.co.jp/electricpublishing.php